COVID-19 Update #11・日常の回復へ忍耐の時

COVID-19 Update #11・日常の回復へ忍耐の時

2020年10月1日 木曜日 神奈川新聞掲載 執筆 関山誠 「Patience(忍耐)」を、カーネギーホールは呼び掛けている。 ホールを象徴するジョークがある。高名な音楽家がホールへの道順を聞かれ、「Practice(練習)」と返す。音楽界最高の舞台に挑む道筋を明かしたというオチだ。Patien ceはジョークの自前のパロディーで、現状へのメッセージとしてもふさわしい。...
COVID-19 Update #10・期待されるサバイバル

COVID-19 Update #10・期待されるサバイバル

2020年8月14日 金曜日 神奈川新聞掲載 執筆 関山誠 ニューヨーク市は、社会経済活動再開の最終段階に入った。だが、身の回りと先行きへの不安はまだ拭い切れない。 ビジネス街に人が戻らない。再開後、15万人から30万人が仕事に復帰すると予想されたが、ロックダウン以前のように戻っていない。車の通行もホットドッグの屋台も少ないままだ。来年までオフィスは開けないという銀行や会計事務所の話も聞こえる。...
COVID-19 Update #9・6フィートとマスク 日常に

COVID-19 Update #9・6フィートとマスク 日常に

2020年7月8日 水曜日 神奈川新聞掲載 執筆者 関山誠 毎朝体温を測り、体調を確認し、マスクをして家を出る。勤務先で入館待ちの列に6フィート(1.8メートル)間隔で並ぶ。16人乗りのエレベーターは一度に6人までに制限された。事務室入り口で手指を消毒し、やはり6フィートずつ間を置いた机に着き、マスクをしたまま仕事を始める。再開したオフィスワークの新しい日常だ。 ニューヨーク州の経済・社会活動再開の目標は、密な状況をつくらずに生産性を向上させること。6フィートの間隔とマスクの着用は日常の行動原則となった。...
COVID-19 Update #8・ 危機下の結束固く

COVID-19 Update #8・ 危機下の結束固く

2020年6月24日 水曜日 神奈川新聞掲載 執筆者 関山誠 6月8日、米ニューヨークでも経済社会活動が再開した。3月22日から続くロックダウンの解除が段階的に進む。 市民はこの間、州の行政命令の下、▽食料品・必需品の買い物や通院以外は外出を控える▽外出時は他者と1.8メートルの距離を保つ▽外出時はマスクなど顔を覆うものを着用する▽手洗いと消毒を徹底する―の四つを忠実に守って感染防止に協力した。...
COVID-19 Update #7・Supercharger

COVID-19 Update #7・Supercharger

夏の訪れを告げる Memorial Day(戦没将兵追悼記念日)の5月25日、NY州では期せずして良いニュースが二つ重なった。 一つは死者数が二日連続で100人を下回り73人なったこと。18人から81人へと一日の死亡が激増し、行政命令 “New York State on Pause” が発効した3月22日以来の低い水準である。もう一つは再開計画 “New York Forward” の “7つの基準” を10の地域のうち9地域がすべてクリア。経済再開が待たれるのは New York City だけとなった。...