6月17日から20日にかけて、北米で最大規模のテック系スタートアップの展示会Collision 2024が、カナダのトロントで開催され、117か国から37,832人が参加し、570のスピーカー、739人の投資家、1,003のメディア関係者が集い、1,834社がブースを出展しました。
今年は、横浜から下記の3社が実際に開催地トロントを訪れ、Collisionに参加し、米州事務所では、北米市場参入プログラムとして、トロントメトロポリタン大学のインキュベーター/アクセラレーターDMZと連携し、3社の個別ニーズや段階に応じた専門的なアドバイスを実施するとともに、マッチング機会及びピッチの機会を提供しました。
- AZAYAKA Japan:アスリートのストレス関連の怪我を防ぐための分析からGPS追跡衣料まで様々なデータ収集と分析等を可能とする革新的なセンサー内蔵の布地を開発
- CODE Meee:AIと分析を通じてカスタマイズされた環境アロマを作成し、空間、家庭、会場、オフィスなどに個別のアロマを提供
- InterDomain:人間の運動エネルギーを電力に転換して、施設内の消費電力の一部へ即時に使用して相殺することを可能にしたフィットネスバイク「体力発電」を開発
6月19日には、Collision会場のDMZブースで市内企業3社がピッチを行い、カナダおよび北米のエコシステムに関する理解を深め、DMZをはじめ世界有数のインキュベーターだけでなく、潜在的なビジネスパートナー、投資家、顧客と積極的にネットワークを作っていました。また、6月18日にDMZオフィスで開催されたAsia Pacific Nightには5か国80団体が参加し、米州事務所は、横浜市のビジネス環境や技術系スタートアップ実証実験等支援プログラム、GREEN×EXPO 2027に加え、市内企業3社のPRを行いました。
今回、北米市場参入プログラムに採択され、実際にCollisionに参加した企業からは、「現地だからこそわかる肌感覚や得られる刺激を感じられた」「海外展開に関する知識や必要なネットワークを得ることができ、非常に有益なプログラム」であった、「英語に不安があってそこに注意が向いていたが、現地に行くとそれ以外に足りないものが姿を現し、…北米進出は夢でなく、実現するためどうすればいいかに変化していきます」といった声をいただきました。
来年のCollisionは、本市の姉妹都市、バンクーバーで開催されることが正式に発表され、名称も「Web Summit Vancouver」に変更されます。バンクーバー市とは来年姉妹都市提携60周年を迎えますが、都市間のネットワークや大型ビジネスカンファレンスの機会を捉え、引き続き、米州事務所として市内企業の北米展開支援に注力していきたいと考えています。