カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley:UCB)後編

カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley:UCB)後編

UCBでは前編で見てきたような、アクセラレーターやインキュベーター等の学内リソースを活用したスタートアップ支援に加え、シリコンバレーに集まる企業や組織との連携を通じて、同大学で誕生する新たなアイディアや技術を、社会にいち早く展開できるような支援体制も用意されている。後編では、こうした地域ステークホルダーとの連携に焦点をあて、特に企業との連携の橋渡し役として重要な役割を担っているUCBのOffice of Intellectual Property & Industry Research...
カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley:UCB)後編

カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley:UCB)前編

UCBは、10大学で構成される、カリフォルニア大学システムの発祥校であり(1)、世界トップクラスの大学として著名である。直近のUS Newsによる2021年グローバル大学ランキングでは、ハーバード大学(Harvard University)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)、スタンフォード大学(Stanford University)に次ぎ世界4位、また公立大学としてはトップに立っている(2)。...
ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性:ブルックリン

ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性:ブルックリン

80年代のニューヨーク市の治安は悪く、シリコンアリーの発祥の地、フラットアイロンにあるマディソンスクエアパークもその頃はホームレスで溢れていた。アーチスト達は家賃が安いソーホーのビルを仲間と共同で借り活動をしていた。しかし80年代も半ばに入ると、ソーホーやトライベッカのような元倉庫のビルに好んで住む人が現れ始める。90年代に入りマンハッタンの治安は良くなり始め、年を追うごとに不動産の価格が上昇していく中で、アーチストやパフォーマーは家賃が低いブルックリンに移り工場や倉庫跡地をスタジオとして利用するようになる。ライブハウスやバーなどもで...
ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性:ファイナンシャルディストリクト(Financial District – 金融街)

ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性:ファイナンシャルディストリクト(Financial District – 金融街)

金融街の公園や駅、建築物などは数々のレノベーションや復元工事を経てきた。70年代に治安が悪化していたバッテリーパークには新たな庭が加わり自由の女神、エリス島を臨むウォーターフロントのデザインも一新された(1)。   地下鉄のターミナル駅、フルトンストリート駅は古く利用者にとって使い勝手が悪いデザインだったが、フルトンセンター(Fulton Center)駅として2018年にオープン。イーストリバーのサウスストリートシーポート(South Street...
カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego:UCSD):後編

カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego:UCSD):後編

前編で見てきたように、UCSDは大学内に充実したイノベーション・エコシステムを構築してきた。実はこうした取り組みは学内に留まらない。UCSDは学外のステークホルダーとの連携を通じて、様々な起業支援の活動も行っている。以下では特に、サンディエゴや南カリフォルニアといった、UCSD地域コミュニティのステークホルダーとの起業支援の主な取り組みについて見ていく。あわせて、UCSDにおける起業支援ノウハウの海外展開Global CONNECTについても紹介する。 サンディエゴのイノベーション・エコシステムを支える地域ネットワーク...
ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性:ハドソンスクエア

ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性:ハドソンスクエア

ハドソンスクエアは印刷業地域として知られてきた。市庁舎、連邦と州裁判所があるダウンタウンや金融街に近く即座の変更や訂正に対応できる立地であることが印刷業として発展したことに一役買ったといえよう。築年数が長く歴史があるビルも多く、天井が高く重厚で装飾が施されたロビーを持つビルもある。  ...