海外で開催される日本の映画祭としては最大規模の「ニッポン・コネクション(Nippon Connection)※以下、NC」は毎年フランクフルトで開催され、今年で22年目を迎えました。3年ぶりのリアル開催となり、5月24日(火)から5月29日(日)の間、映画作品100本以上上映された他、日本文化に関するワークショップや公演等、多様な文化プログラムが提供されました。
昨年の同イベントに、横浜からオンラインでパフォーマンス等を行ったかかし座が、今回NCから招待を受け来独し、パフォーマンス・ワークショップを実施しました。
横浜市フランクフルト事務所は、双方の橋渡しをした上で来独を支援するとともに、パフォーマンスの前にはかかし座と横浜を紹介するショートスピーチを行いました。
ワークショップ
劇団員への手影絵リクエストコーナーでは、「キリン」、「サメ」、「トラ」「コブラ」、「ユニコーン」、「ブラキオサウルス」など多くのリクエストが寄せられ、それに対し劇団員の方々がユーモアあふれるトークを交えつつ即興の手影絵を披露し、参加者からは笑い、興奮、感嘆などの反応が見られました。
パフォーマンス『Hand Shadows ANIMARE』
上演後には、拍手喝さいが起こり、そしてパフォーマンスに魅了された参加者が、サインや記念撮影を求めるなど、会場は熱気に包まれました。
なお、NCによりフランクフルト市内のウクライナ避難民の方々(約60名)が無料招待を受け鑑賞しました。
-ANIMARE-ラテン語で、「生命を吹き込む、元気付ける」という意味を持つ言葉。手と体だけで様々な形を作り出す、新鮮な驚きに満ちた「手影絵」の世界。パフォーマーの手は次々に影に生命を吹き込み、生き生きと物語を繰り広げました。カラフルで美しい影絵と、ユーモアあふれるストーリーでおくるシルエット・ショー
横浜紹介ショートスピーチ
上演後には、来場者から個別に「横浜から素敵な贈り物をありがとう」とドイツ語で声も掛けて頂きました。