米国サンディエゴのバイオ関連業界団体であるBIOCOM(バイオコム)が毎年主催するライフサイエンス分野のパートナリングイベント「Biocom’s Global Life Science Partnering Conference」が今回初めてオンラインで開催され、横浜市内のバイオベンチャー企業4社が、北米企業とのパートナリングを目指して参加します。
横浜市は、2017年、ライフサイエンス産業における先進地域である米国サンディエゴ市と姉妹都市提携60周年を機に、ライフサイエンス分野を中心としたイノベーションによる相互の経済活性化を進めるため、BIOCOMと覚書を締結しました。今回BIOCOMとの連携のもと同イベントへの市内企業の参加支援が実現しました。横浜市は、LIP.横浜の取組として、(公財)木原記念横浜生命科学振興財団(以下、「木原財団」という。)による参加企業のプレゼン作成支援や専門家による事前相談を実施し、ビジネスマッチングを後押しします。また、この機会を捉え、横浜市米州事務所を通じて海外企業に向けて横浜のビジネス環境をアピールします。
【参加企業】
企業名 | 事業内容 | |
企業プレゼンテーション/パートナリング参加企業(2社) | ||
1 | アーサムセラピューティクス株式会社 | 独自のドラッグリポジショニングの手法を用いた、治療困難な希少疾患(脈管奇形、水疱性類天疱瘡など)を対象とした新規医薬品の開発 |
2 | メディギア・インターナショナル株式会社 | 薬を使わずにがん組織だけを局所的に兵糧攻めする生体代謝性ナノデバイスによる低侵襲療法の開発 |
パートナリング参加企業(2社) | ||
3 | 株式会社グライコテクニカ | 病気の診断マーカー等の探索研究のための、レクチンマイクロアレイを用いた糖鎖解析プラットフォームの提供 |
4 | MabGenesis(マブジェネシス)株式会社 | 世界最高水準のモノクローナル抗体取得技術を有し、既存技術では取得が難しい高機能性抗体を医薬品業界へ提供 |
【イベント概要】
開催期間 2021年2月23日(火)~2月25日(木)(米国サンディエゴ時間)
2021年2月24日(水)~2月26日(金)(日本時間)
開催形式 オンライン開催
主催 BIOCOM
使用言語 英語
【参考】BIOCOM
サンディエゴで1995年に設立された地域レベルで世界最大級のバイオ関連業界団体です。会員企業数は1,300 以上。代表は会長兼CEO ジョゼフ・パネッタ氏。BIO 展示会を主催する全米バイオ産業協会と密に連携し、サンディエゴのバイオクラスターを対象にネットワーキング等を推進しています。
【関連リンク】
Biocom’s Global Life Science Partnering Conference(英語)
北米最大規模のバイオ産業コンベンションのデジタル版「BIOデジタル」に横浜から多くの企業が参加します