本年ペルーで開催されているAPEC(アジア太平洋経済協力)の一環として同国の首都リマ市で8月11日(日)に開催された、グリーン・低炭素水素エネルギーの推進に向けたワークショップに、横浜市を代表して、横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局伊藤部長が参加しました。
APECペルー2024では優先課題の一つとして、強靭な発展のための持続可能な成長が掲げられており、成果物の一つとして、低炭素水素政策の枠組を策定・実施するための政策ガイダンス策定を目指してAPECメンバー間での議論が進められています。当会議は8月15日から開催されるエネルギー担当大臣会合に先立って開催されたもので、ペルーのムーチョ・エネルギー鉱業大臣が出席するなか、アジア太平洋地域の各国・地域の政府関係者や大学・研究機関の代表者からそれぞれのベストプラクティスについて発表と意見交換が行われました。
本市は当会議に世界で唯一、都市の代表として参加し、企業等と連携した水素ステーションの整備・活用や、臨海部における水素サプライチェーンの推進等を説明するとともに、2027年に横浜で開催される国際園芸博覧会 「GREEN×EXPO 2027」の紹介を行いました。参加者からは、水素エネルギーの推進を効果的に進めるためには、国レベルだけでなく自治体の取組が重要との認識を新たにした、などの意見があがりました。
本市は、今後もこのような機会を捉え、国際社会に対して本市の脱炭素に関する取組を発信し、世界の脱炭素化の推進に貢献するとともに国際的なプレゼンスの向上を目指していきます。