バイオ・インターナショナル・コンベンションは、毎年米国で開催され、16,000人以上の来場者、5,000以上の企業、1,800以上のスポンサーが集まる、北米最大規模のバイオ産業コンベンションです。コンベンションでは、パートナリング面談を中心に、展示、セミナー等が行われます。主催者の統計では、現時点(5月07日時点)で4,000以上の企業が登録済みで、うち40%が米国外から登録されています。米国外からの参加の中では、日本からの参加が最も多く、韓国、英国が続きます。
今年のバイオ・インターナショナル・コンベンションは、当初サンディエゴで開催される予定でしたが、デジタル開催に切り替わり、当初の予定通り6月8日から12日に開催されることとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大以降、人の集まるイベントは自粛・規制され、多くのイベントが中止・延期になる一方で、リモートワークや、ソーシャル・ディスタンシングといった、今の時代と状況に適応させ、バーチャル開催の試みが広がっています。BIOデジタルはその先頭を切りました。ワン・オン・ワンのパートナリング・システムを通して、参加企業は潜在的なパートナーを検索し、オンライン・ミーティングを申請できます。経営幹部レベルの参加も多く、効率的かつ集中的なパートナリング面談を可能とするシステムは、BIOデジタルの要とも言えます。
BIOデジタルの期間中、パートナリングの他、昨年までのコンベンションと同様のプログラムがバーチャル版として用意されています。その一つが、専門家によるセミナー「オンライン・エジュケーション」です。例えば、武田薬品が設立した湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は、ジョンソン・エンド・ジョンソンやUCサンディエゴなどから専門家を迎えパネルディスカッションを開催します。「企業プレゼンテーション」の機会も参加者に提供されています。こちらはパートナリングを円滑に行うための企業のPR機会となります。
デジタル開催となったことで、ワン・オン・ワン・パートナリングへの参加費用は昨年よりも安価になり、移動を伴わず世界中どこからでもアクセス・参加できるようになりました。
横浜からの参加企業
横浜市米州事務所もBIOデジタルに参加し、米国のライフサイエンス関連企業や経済機関に横浜市を紹介します。最先端のR&D施設の集積や、LIP横浜(ライフサイエンスのイノベーション・ネットワーク)、リーズナブルな賃料、各種インセンティブなど、横浜は、国内・海外から多くのライフサイエンス関連企業を引き付けてきました。横浜の魅力と横浜市米州事務所のサービスを、「ワン・オン・ワン・パートナリング」で紹介するとともに、「企業プレゼンテーション」にも参加し、BIOデジタルの参加者へ広く発信します。
横浜市米州事務所の活動にご関心がありましたら、こちらまで、お気軽にお問合せください。
参考記事