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横浜-ボストン ライフサイエンス・ブートキャンプの支援対象企業(株式会社CROSS SYNC 、MabGenesis株式会社)が決定しました

執筆者 | 2021年12月22日

世界有数のバイオテッククラスターであるボストン都市圏に拠点を置くスタートアップ支援機関CIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター)と横浜市との連携で実施する、米国での事業展開支援を目的としたオンライン・ライフサイエンス・ブートキャンプに、株式会社CROSS SYNC、そして、MabGenesis株式会社の2社が選ばれました。採択された2社は、CICがアレンジするメンタリングやワークショップを通して、ネットワーキング力を高めるとともにビジネス面談への準備を行います。そして、プログラムの最終週には、パートナー候補等とのビジネス面談に臨みます。

アメリカへの市場参入機会として、国際的なパートナリングイベントなどがありますが、会いたい相手がいたとしても、アポイントメントが成立しないことは珍しくはありません。これから初めてアメリカ展開しようとしている企業は、アメリカに強力なパイプがあるわけではなく、糸口を探されています。そこで本ライフサイエンス・ブートキャンプでは、CICとの連携で、採択企業の米国市場開拓のきっかけづくり、ビジネス面談への適切な準備、そして米国での有益な出会いや面談をサポートいたします。

株式会社CROSS SYNC

株式会社CROSS SYNCは、横浜市立大学発のスタートアップ企業で、中規模〜大規模向けのプログラム医療機器の研究開発及び製造販売を行なっています。同社製品『iBSEN(イプセン)』は、医師不足に起因する医療事故や機会損失の削減のため、患者情報を一つのプラットフォームへ集約し、AIにより様々な患者重症度評価の自動化することで、安心安全な医療体制の構築とシームレスな院内情報連携を支援します。

MabGenesis株式会社

MabGenesis株式会社は、ファージディスプレイ抗体技術の弱点であった抗体ライブラリーの網羅性と機能性を飛躍的に改善し、世界最高水準のモノクローナル抗体(IgG及びVHH)取得技術を有します。難しい標的分子に対する抗体や立体構造の僅かな違いを見分ける高機能性抗体を創出し、抗体医薬の課題である治療標的分子スぺ―スの拡大に解決をもたらします。

【関連記事】

横浜-ボストン:ライフサイエンス・ブートキャンプ
https://businessyokohama.com/jp/2021/10/28/yokohama-boston-cic-lifescience-bootcamp/

 

【プログラム終了後の参加企業のコメント】

「この度は、本ライフサイエンス・ブートキャンプへご採択いただき誠にありがとうございました。こうしたプログラムはプログラム内での成果はもちろんですが、企業としての信頼や価値を高める非常に有効な手段であると強く感じております。このライフサイエンス・ブートキャンプのプログラム期間だけでも、AMED事業への採択、製品の初の有償導入など弊社では大きな進歩が多数ありました。今後とも、こうした機会に積極的に参加し、益々の成長を目指してまいります。」

 

 

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