長時間の立ち仕事による足腰の負担を軽減するアシストスーツ「アルケリス」の企画・開発・販売を行う横浜発のスタートアップ企業のアルケリス株式会社(代表取締役CEO:藤澤秀行)が、この度、Hi-Lex Control Inc.社(所在地:米国ミシガン州、President:ブラッド・センプ)へ「アルケリスFXスティック」(以下、「アルケリス」という。)を導入されました。
アルケリスは足元の自由度を増し、動きやすさと立ったままを支えるを両立した画期的な製品として、開発当初から累計200件を越える問い合わせが各国からもあり、(現在は閉鎖しています)米国の展示会への参加、代理店網の構築などにも力を入れ、米国展開を本格化させていました。加えて、その製品の革新性から、毎年1月に米国・ラスベガスで開催される世界最大級のテック展示会CES(シーイーエス)にも2022年、2023年と2回に渡り、J-Startup/JAPAN パビリオンに採択されています。
Hi-Lex Control Inc.社との製品導入に向けた協議は、2022年のCES出展がきっかけとなりました。製造現場だけでなく、物流業など様々な環境で使用可能なアルケリスを導入することで、より働きやすい職場環境づくりに繋がることが期待され、実際に立ち作業工程での約1年間にわたるトライアル、効果検証も行われました。同社は、2022年4月には、米国ミシガン州のHi-Lex Control Inc.社の工場も実際に訪問し、デモ用サンプル装着者からの感想や要望事項等のフィードバックも踏まえ、作業者の体格に合わせた改良など、導入に向けて様々な対応を行われていました。そうした成果により、今回、アルケリスの正式な採用に繋がったとのことです。
アルケリスは手術中の「外科師の負担を軽減できないか」という相談から開発され、改良を重ねてきましたが、同社は「世界から立ち仕事のつらさをなくす」をミッションとして、現在は、医療現場だけでなく、幅広い業種の立ち仕事による負担の軽減及びそれに伴う作業環境の改善を目指しています。米国や日本だけでなく、毎年ドイツ・デュッセルドルフで開催される世界最大の医療技術見本市「COMPAMED2022」にも横浜パビリオンとして出展し、人手不足に慢性的に直面する欧州などへの導入にも注力を続けています。
横浜市海外事務所では、市内企業の北米市場展開のために、現地情報の収集や現地政府の支援内容のリサーチ、ネットワークのご紹介、現地発信・広報のお手伝いなど様々な支援を行っています。引き続き、作業負荷の増加、負荷増加による離職などの課題を抱える多くの業種において、世界各国に横浜初の「アルケリス」が導入されるよう、支援していきます。海外市場展開を目指される他の市内企業の皆様におかれても、是非気軽に海外事務所までご連絡・ご相談をお寄せください。