2019年4月3日から6日にかけて、SDGsを推進する世界の14都市の代表者がイタリア・ベラッジオに集まり、ブルッキングス研究所の主催で、第一回目のSDGsリーダーシップ会合が開催されました。横浜市からは、グローバル担当理事兼横浜市米州事務所長が参加し、アジアやアフリカにおける、横浜市と国際機関や民間企業とのパートナーシップによるSDGsの推進事例を共有しました。横浜の資源・技術を活用した公民連携による国際技術協力はその一つです。
SDGsの世界的な達成には、アジアやアフリカの新興都市が、SDGsの目標に合致するような持続可能な成長を遂げること不可欠です。国際連合によると、2050年までに都市部人口は25億人増加し、そのうちの90%近くがアジアとアフリカでの増加であると予測されています。アジアをはじめとした新興国では、急速な都市化の進展に伴う人口増加と無秩序な市街地の拡大や、都市インフラや住宅整備の遅れに伴う生活環境や自然環境の悪化といった都市問題が発生しています。横浜市はこれらの課題に対して、市が培ってきた都市づくりのノウハウと市内企業の有する環境技術などを活用し、連携を進めることで国際技術協力を推進しています。
横浜市はまた、イノベーション、市民の意識醸成、エビデンスの基づく政策形成など、様々な施策の組み合わせによってSDGsを推進しています。このSDGsリーダーシップ会合は、今後も数年間、継続的に開催される予定です。横浜市の経験を共有するとともに、世界のSDGs先進都市のベストプラクティスから学び、SDGsの世界的な推進への貢献を目指します。
(参加都市)
ニューヨーク市、ロサンゼルス市、ピッツバーク市、オーランド市(以上、米国)、 ニューメキシコ市(メキシコ)、ダーバン市(南アフリカ)、ヘルシンキ市(フィンラ ンド)、ブリストール市(英国)、マンハイム市(ドイツ)、マルモ市(スウェーデン)、 マドリード市(スペイン)、ミラノ市(イタリア)、アクラ市(ガーナ)、横浜市(日本)
SDGsリーダーシップ会合
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