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日本初、ガルバナイズ社による世界最先端のIT人材育成メソッドを横浜で公開

執筆者 | 2020年2月13日

2月6日、横浜のYOXO BOXは、ガルバナイズ社による世界最先端のIT人材育成メソッドを体験しようと集まった50人の参加者の熱気で沸き立ちました。ガルバナイズ社は、エグゼクティブのための一日コースから、ソフトウェアエンジニアやデータサイエンス人材育成のための3か月コースまで、企業のニーズに合わせて様々な短期集中コースを提供しています。現在、サンフランシスコやニューヨークなど米国で8つの拠点を設けており、海外でのプログラムも拡大しています。

今回の横浜での特別イベントでは、同社人材戦略ディレクターのマリアン・バージ氏による企業概要の紹介に始まり、データサイエンティストのアダム・リチャード氏によるデータサイエンスのデモ授業が披露され、参加者との活発な質疑応答が交わされました。例えば、「若い社員はITが当たり前の環境で育ってきており、デジタルトランスフォーメーションへの熱意もアイデアもある。しかし、管理職や経営層に理解してもらえず実現できない。」「大企業であればあるほど既存のシステムを変えるのが難しい。」といった日本企業が直面する課題に関する多くの質問が投げかけられ、リチャード氏は、経営層の方針やマインドセットの重要性を説くとともに、実務者向けのテクニカルな研修の前に、経営層向けの一日研修を実施することの有効性を示しました。

 

 

近年、横浜市を含め、日本の多くの都市で、イノベーションエコシステムの形成に向けた施策が進んでいます。スタートアップ企業を都市に呼び込み育成するために、スタートアップ育成のノウハウと実績を持つ海外のアクセラレーターとの連携事例も増えています。一方で、海外との連携によるテック人材の教育事例はまだほとんど見られません。多くの企業がデジタルトランスフォーメーション、そしてそれに伴うスキルギャップや人材不足といった課題に直面する中、今回のイベントは、横浜市経済局と横浜市米州事務所がジェトロのサポートを経て、ガルバナイズによる世界レベルのテック教育の一端を、横浜の大企業、大学、ベンチャー企業等に紹介することを目的に開催しました。横浜市米州事務所では、今後の具体的な連携を見据えて、継続的にフォローアップをしていきます。

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