5月を迎え、デブラシオNY市長は、3月を衝撃の月、4月を闘いの月と振り返り、5月は克服の月となるよう期待を表した。実際に、一日あたりの入院者数はピークの850人から136人へ、同じくICU利用者数も887人から704人に減少し、ウィルス検査の陽性率は71%から23%に下がった。誰もが5月に期待しないわけにはいかない。
この改善について、デブラシオ市長は、まだ高い数字ではあるが、「不可欠な業務、食料品と必需品の買物、必要な治療以外の外出禁止」「外出の場合の他者との1.8mの距離の確保、マスクなど顔を覆うものの着用」「頻繁な手洗いと消毒」を求めた NYC: Stay at home への市民の協力のおかげとし、引き続きの協力を求めている。
同時に、市内道路の車両通行禁止と市民への開放を5月4日に開始するとした。まずは公園内の道路(車両が通行する道路が公園内を走ってる)7.2kmと公園付近の道路4.3kmを開放し、その後順次拡大するとのこと。これも、他者と1.8mの距離を保ちながらのエクササイズなどを考慮した対策で、市民一人ひとりの責任ある行動の助長策だ。
P.S. 道路の市民開放は5月2日から前倒し実施された。
-machts
参考
横浜市では、市内企業・団体等の皆様にお役立ていただくため、感染が世界的な拡大の兆しを見せた2020(令和2)年2月から、フランクフルト、上海、ムンバイ、ニューヨークに所在する4つの事務所が、それぞれの所在地域における新型コロナウイルス感染症に関する情報を独自に収集し、神奈川新聞及び各事務所のウェブサイトで発信してきました。
そのような、まさに現地に駐在している職員だからこそ可能な、現地における市民生活への影響、経済活動の動向、感染症対策などに関する情報発信は約1年間に渡り、57件を数えました。このたび、それらを「コロナ禍の世界 記録集」として一冊にまとめ、改めてお届けします。
コロナ禍の世界 記録集(2020~2021年)27.57MB