クオモ知事が苦言を呈している。暖かくなり、天気がよかったこともあり、人々の行動に弛みが見えた。自身の毎日のメッセージ “NYS Coronavirus Update” で5月5日「私たちはみんな、週末の公園や公共の場での人々の写真を見た。一部はマスクをしていなかった。このことはできるだけはっきり言わせてもらおう。公共の場では、特に混雑しているところでは、マスクか顔を覆うものを着用しなければならない。これは、とるべき賢明で責任ある行動であり、そして法律だ」と強く訴えた。
3月22日、行政命令 “New York State on PAUSE” で次の “10-point plan” が発効した。
- すべての non-essential な企業は閉鎖
- 理由と規模を問わず個人の non-essential な集まりは中止または延期
- 屋外での集合状態は、essential なサービスの就業者に限定し、social distancing を実行
- 公共の場では他者との1.8mの social distancing を実行
- Essential なサービスを提供する企業•団体は1.8mの social distancing を促進するルールを実施
- 個人の屋外レクリエーションは non-contact に制限し、他者との密接な接触を回避
- 個人の公共交通機関利用は絶対に必要な場合に限定し、他の乗客との距離を少なくとも1.8mに制限
- 病気の人は医療を受ける場合と遠隔医療受診後を除き在宅
- 若い人は social distancing を実行し、弱い人々との接触を回避
- イソプロピル•アルコール手拭きなど予防的消毒の実行
そして、social distancing 規定違反の罰金は最高1,000ドル。
さらに4月15日、マスクか顔を覆うものの着用を求める州行政命令が公布された。
こうした今、NYで交わされるあいさつは「We hope you and your families are staying safe and healthy」と、とにかく明るく思いやりが響いてくる。多くの人は、自分と家族と地域に暮らす人たちの安全と健康を願って、そのために social distancing とマスク着用をちゃんとやっているかと、おおらかに確かめあっているのだろう。
Stay safe and healthy!
-machts
参考
横浜市では、市内企業・団体等の皆様にお役立ていただくため、感染が世界的な拡大の兆しを見せた2020(令和2)年2月から、フランクフルト、上海、ムンバイ、ニューヨークに所在する4つの事務所が、それぞれの所在地域における新型コロナウイルス感染症に関する情報を独自に収集し、神奈川新聞及び各事務所のウェブサイトで発信してきました。
そのような、まさに現地に駐在している職員だからこそ可能な、現地における市民生活への影響、経済活動の動向、感染症対策などに関する情報発信は約1年間に渡り、57件を数えました。このたび、それらを「コロナ禍の世界 記録集」として一冊にまとめ、改めてお届けします。
コロナ禍の世界 記録集(2020~2021年)27.57MB