米国ライフサイエンス市場進出支援

横浜市米州事務所では、米国ライフサイエンス市場を目指す企業様のニーズや段階に応じて、主に三種類の支援(①裾野拡大、②個別支援、③集中支援)をご提供しております。

  1. 裾野拡大
    裾野拡大では、米国ライフサイエンス市場の最新情報などをセミナー形式でお届けします。
  2. 個別支援
    個別支援では、米国ライフサイエンス・サポーターや横浜市米州事務所スタッフがご相談者のニーズに合わせた情報提供やマッチングに努めます。
  3. 集中支援
    集中支援では、現地スタートアップ支援機関などとの連携で、米国ライフサイエンス市場開拓に向けた支援プログラムを企画・実施します。

ライフサイエンス領域における商業化プロセスは時間と多額の資金が必要となり、多くのスタートアップにとって、目標とする出口(エグジット)にたどり着くまでの間の資金ギャップや支援ギャップが課題となります。また、米国ライフサイエンス市場進出にあたっては、日本での事業展開と米国への進出準備との間の過渡期にあるベンチャー企業にとって、米国の情報やコネクションの不足が次のステップに進むためのボトルネックの一つになりかねません。

横浜市米州事務所では、これらのギャップを少しでも埋められるよう、米国に事務所を常設しスタッフを常駐させていることを最大限に生かし、米国ライフサイエンス市場を目指すスタートアップ/ベンチャー企業の皆さまへのご支援に努めます。

1.裾野拡大

横浜・LINK-Jライフサイエンス・ラウンジ@NYCセミナー

  • 米国ライフサイエンス各領域のエキスパートによるセミナーやディスカッションを通して、米国ライフサイエンス市場に関する各種情報をご提供します。
  • 質の高い情報発信により、企業様の情報収集のお役に立てるよう、また、より多くの方の米国ライフサイエンス市場進出を後押しできるよう努めます。

【主な対象】

  • 将来的な米国市場進出を視野に、情報収集の段階にあるライフサイエンス関係者様
  • 米国市場進出に向けて準備中で、疑問を解消したい、ヒントを得たいライフサイエンス関係者様
  • すでに米国で事業を行っていて、情報を補強したい、理解を深めたいライフサイエンス関係者様
  • 横浜市内企業に限らず、ご関心にある方どなたでもご参加いただけます。

過去の事業

セミナー参加者の声

  • 素晴らしい講演であった。米国の医療DXの情報が大変多く、実体が良く理解できた。(2021セミナー)
  • このようなセミナーは、米国の生の情報や日本との差異を知るうえの基礎情報を提供してくれるので大変有益だと思う。(2022セミナー)
  • 日本のスピード感に悩んでいて、欧米に進出を考えている事業者にとって、心強い仲間がいることを実感できる内容でした。ありがとうございました。(LINK-J第一回)
  • アメリカの現制度につきまして、その制度の現状が具体例とともに知れまして、非常にありがたいと思いました。(LINK-J第二回)

2.個別支援

(1) 米国ライフサイエンス・サポーター

  • 米国ライフサイエンスの各領域のエキスパートで、横浜市米州事務所のライフサイエンス支援にご協力いただいている「米国ライフサイエンス・サポーター」が、課題を抱える企業様にアドバイスや情報提供いたします。
  • 場合によっては、サポーターのネットワークから更なる支援者やパートナー候補をご紹介することもあります。
  • 詳細は、「米国ライフサイエンス・サポーター」ページをご覧ください。

栄木 憲和

元バイエル薬品
取締役会長
(在ニュージャージー)

齋藤 大介

KONICA MINOLTA HEALTHCARE AMERICAS
Director of Bio-Healthcare Division
(在ニュージャージー)

武田 秀俊

CMIC HOLDINGS
CEO
補佐
(在ニュージャージー)

原田 泰

Fast Track Initiative
Vice President
(在ボストンエリア)

Grace Hiroko Yamazaki

横浜市立大学
カリフォルニアオフィス所長
(在カリフォルニア)

【主な対象】

  • 米国ライフサイエンス市場を本気で目指し、具体的なアクションを起こしている/起こそうとしている横浜市内企業、大学(研究室等)

 

【ご利用いただいた企業様】

CoreTissue BioEngineering

CROSS SYNC

Elixir Pharma

MabGenesis

MediGear
International

ORTHOREBIRTH

(2) 州別情報/特定機関情報

  • 米国各州のインセンティブ制度、インキュベーター/アクセラレーター情報、ソフトランディングプログラム、マッチング機会などの情報を横浜市米州事務所スタッフがお調べします。
  • インターネット上で入手できる情報も多いですが、州政府機関やバイオ団体など特定の機関からの情報収集にも努めます。(入手が叶わないこともありますので予めご了承ください。)
  • 米州事務所のネットワークとご相談者様のニーズが合致する場合は、個別面談やマッチングを斡旋することもあります。
  • 今後、上記のようなご相談対応と並行し、蓄積した情報を、米州事務所ウェブサイト上で広く公開できるよう準備を進める予定です。

【主な対象】

  • 米国(特定の州)で受けられる制度や機会をお探しの横浜市内企業

 

【ご利用いただいた企業様】

Archelis

CoreTissue BioEngineering

J-Pharma

MabGenesis

3.集中支援

現地パートナーと連携した支援プログラム

  • 横浜市米州事務所では横浜市経済局や現地パートナーとの連携で、米国ライフサイエンス市場を目指す横浜市内企業向けに、支援プログラムを実施しています。(常時開催しているわけではありません。)
  • プログラム参加企業は横浜市米州事務所のパートナー機関から集中的な支援を受けることができます。

【主な対象】

  • 米国ライフサイエンス市場を本気で目指し、具体的なアクションを起こしている/起こそうとしている横浜市内企業

過去の事業

プログラム参加者の声

  • この度は、本ライフサイエンス・ブートキャンプへご採択いただき誠にありがとうございました。こうしたプログラムはプログラム内での成果はもちろんですが、企業としての信頼や価値を高める非常に有効な手段であると強く感じております。このライフサイエンス・ブートキャンプのプログラム期間だけでも、AMED事業への採択、製品の初の有償導入など弊社では大きな進歩が多数ありました。今後とも、こうした機会に積極的に参加し、益々の成長を目指してまいります。(2021年度プログラム)
  • スタートアップを支援する様々な機会を頂けており、感謝しております。特に、スタートアップ側の意見やニーズを聞いてくださり、その上で柔軟なプログラム作り、提供をされている点は、素晴らしいと思います。イベントプログラムの方々の顔が分かるので、何かあれば相談もさせて頂けやすく、近くで寄り添ってのご支援頂けるところは心強いですし、我々への励みにもなっています。皆様がスタートアップを応援したい、という気持ちが伝わってきます。ぜひ今後とも継続的なご支援をよろしくお願い申し上げます。(2022年度プログラム)