執筆者 Americas Office | 2022/1/25 | 大学スタートアップエコシステム, 特集記事
コロンビア大学は、学内でのイノベーションエコシステム構築に加え、自治体や同じくニューヨーク市に拠点を構える多くの大学と連携した取り組みにも加わっている。そこで後編では、コロンビア大学も含め、ニューヨーク市に数多く集まる大学間の連携を核とするイニシアチブとして特徴的なNYC Media Labについて紹介する。 ニューヨークの大学とメディアの連携を促すNYC Media Labの概要 NYC Media...
執筆者 Americas Office | 2021/12/23 | 大学スタートアップエコシステム, 特集記事
コロンビア大学(Columbia University)は、米国最大都市ニューヨークのマンハッタン中心部にある大学で、国内外の多様なバックグラウンドを持つ学生や教員が大都市の豊富なリソースを活かし、研究や教育に取り組んでいる(1)。US Newsの2021年グローバル大学ランキングでは、ハーバード大学(Harvard University)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)、スタンフォード大学(Sanford...
執筆者 mikihallmotegi | 2021/8/17 | ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性, 特集記事
80年代のニューヨーク市の治安は悪く、シリコンアリーの発祥の地、フラットアイロンにあるマディソンスクエアパークもその頃はホームレスで溢れていた。アーチスト達は家賃が安いソーホーのビルを仲間と共同で借り活動をしていた。しかし80年代も半ばに入ると、ソーホーやトライベッカのような元倉庫のビルに好んで住む人が現れ始める。90年代に入りマンハッタンの治安は良くなり始め、年を追うごとに不動産の価格が上昇していく中で、アーチストやパフォーマーは家賃が低いブルックリンに移り工場や倉庫跡地をスタジオとして利用するようになる。ライブハウスやバーなどもで...
執筆者 mikihallmotegi | 2021/8/03 | ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性, 特集記事
金融街の公園や駅、建築物などは数々のレノベーションや復元工事を経てきた。70年代に治安が悪化していたバッテリーパークには新たな庭が加わり自由の女神、エリス島を臨むウォーターフロントのデザインも一新された(1)。 地下鉄のターミナル駅、フルトンストリート駅は古く利用者にとって使い勝手が悪いデザインだったが、フルトンセンター(Fulton Center)駅として2018年にオープン。イーストリバーのサウスストリートシーポート(South Street...
執筆者 mikihallmotegi | 2021/7/20 | ニューヨーク市のテック企業集積と地域特性, 特集記事
ハドソンスクエアは印刷業地域として知られてきた。市庁舎、連邦と州裁判所があるダウンタウンや金融街に近く即座の変更や訂正に対応できる立地であることが印刷業として発展したことに一役買ったといえよう。築年数が長く歴史があるビルも多く、天井が高く重厚で装飾が施されたロビーを持つビルもある。 ...